2023年1月期ドラマ「ブラッシュアップライフ」は通常のドラマとは違い、特定のエンディング曲がなく、毎週違う曲が流れます。
既存の曲がただのBGMとしてでなく、演出として物語や登場人物の心の中と深く関わっているというのもドラマとして魅力がありますよね。
とくに「ブラッシュアップライフ」は
誰もが一度は聞いたことのある平成の名曲揃いで、今週は最後に何が流れるのかな?と楽しみですよね。
お笑い芸人のバカリズムさんが脚本をつとめているため、演出にもこだわりが感じられます。
今回はブラッシュアップライフのエンディング曲や劇中歌についてご紹介いたします。
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ブラッシュアップライフのエンディング曲まとめ
ブラッシュアップライフのエンディング曲は毎回違い、登場人物の心中がよく現れている曲のチョイスだなと感じさせます。
第1話~のエンディング曲についてまとめてみました。
第1話ポケベルがならなくて
第1話のエンディング曲は、国武万里さんのポケベルが鳴らなくて(1993年発売)でした。
この曲に出てくるコミニュケーション機器「ポケットベル」の使い方について「面倒くさっ」「そりゃポケベルならないわ」と口にしています。
主人公の幼稚園の先生とお友達のパパの不倫を阻止する作戦が成功とともに流れました。
ポケベルが鳴らなくて/国武万里
ポケベルが鳴らなくては同じ日テレ系ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」の主題歌としても使われていました。
第2話 僕が一番欲しかったもの
第2話のエンディング曲は、槇原敬之さんの僕が一番欲しかったもの(2004年発売)でした。
主人公が中学生時代に教師に没収されたゲームボーイアドバンスが曲名にかかっているという面白い仕掛けがありました。
僕が一番欲しかったもの/槇原敬之
第3話 ファイト
第3話のエンディング曲は、中島みゆきさんのファイト!(1994年発売)でした。
主人公が徳を積むために一生懸命生きてきた人生が予想外のところで終わってしまい、人生3周目に突入する際に流れてきて、主人公の背中を押しているようでしたね。
ファイト!/中島みゆき
第4話やさしくなりたい
第4話のエンディング曲は、斉藤和義さんのやさしくなりたい(2011年発売)でした。
主人公の大嫌いだった中学校の教師を、痴漢の冤罪を阻止できたタイミングで流れました。
やさしくなりたいは同じ日テレ系ドラマ「家政婦のミタ」の主題歌としても有名ですね。
やさしくなりたい/斉藤和義
第5話恋のメガラバ
第5話のエンディング曲は、マキシマムザホルモンの恋のメガラバ(2006年発売)でした。
第3話で主人公の幼馴染の恋人が既婚者だと発覚し、ブチギレ電話した後に、主人公と友人たちでカラオケで同曲を歌っていました。
今回は主人公によって不倫自体を阻止したので、思い出の恋のメガラバが流れました。
恋のメガラバ/コロナナモレモモ
第6話夕焼け小焼け
第6話のエンディング曲はなんと5時のチャイム音で使用されている夕焼け小焼けでした!
主人公が人生1周目から3周目までは仲の良かった友人たちと、4周目では気を使わせてしまう関係になり”接待シール交換”をした後の一人で帰路に向かうシーンで流れました。
夕方のチャイムも相まってとても切ない気持ちになるラストでしたね。
新音源「夕焼け小焼け」 原音
第7話secret base~君がくれたもの~
第7話のエンディング曲はZONEのsecret base~君がくれたもの~(2001年発売)でした。
主人公の人生1周目から3周目まで仲の良かった友人たちに思いを馳せるシーンで流れました。
こちらもとても切ない気分になるラストでした。
secret base~君がくれたもの~/ZONE
第8話笑えれば
第8話のエンディング曲はウルフルズの笑えれば(2002年発売)でした。
人生4周目にまたもや事故死してしまう主人公が、今までの人生で仲の良かった友人たちを救うために、同じ人間として生まれ変われる最後の人生5周目に向かうというシーンで流れました。
主人公の覚悟を決める表情と、ウルフルズのボーカルであるトータス松本さんのソウルフルな歌声がグッと胸にくるラストでしたね。
笑えれば/ウルフルズ
第9話Best Friend
第9話のエンディング曲はKiroroのBest Friend(2001年発売)でした。
主人公の人生4周目以降では仲良くなれなかったかつての友人たち(人生1周目から3周目)と久々の再会でお話に花が咲いた帰り道に流れていました。
どんな状況になっても、歌詞の「ずっと ずっと ずっと Best Friend」という部分が主人公の友人たちへの心境なのではないでしょうか。
Best Friend/Kiroro
ブラッシュアップライフ劇中歌まとめ
エンディング曲以外にも劇中歌やカラオケ、登場人物が口ずさんだ歌など
ブラッシュアップライフには平成の名曲がたくさん使用されています。
その曲を紹介します。
炎が暗示するものはやりなおし
麻美と美穂が夏希と誕生日を祝ったあといったカラオケでうたったのがLiSAの「炎」です。
LiSA「炎」(2020年)
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌としておなじみ。同作は、主人公の少年・竈門炭治郎が、鬼に姿を変えた妹を人間に戻すために奮闘する物語。
人生を人間として何度もやり直すことになるという麻美のその後や来世も人間になりたいという願いを暗示させる曲ですよね。
nobodyknows+「ココロオドル」(2004年)
歌詞の中に「続ける」というワードが何度もでてきます。
浅みが経験する「やり直しの人生」を表しているようにきこえました。
ZONE「secret base~君がくれたもの~」(2001年)
麻美、夏希、美穂が3人で歌い上げるZONEの「secret base~君がくれたもの~」は
「10年後の8月 また出会えるのを信じて」という内容が信じよう。という暗示にも聞こえます。
Perfume「ポリリズム」繰り返す
人生2周目の2話では浅みが聞いていた音楽プレーヤーの曲たちが出てきます。
プレイリストにあったのが
一青窈「ハナミズキ」(2004年)
DREAMS COME TRUE「やさしいキスをして」(2004年)
「何度でも」(2005年)
ORANGE RANGE「花」(2004年)
Janne Da Arc「月光花」(2005年)
平井堅「瞳をとじて」(2004年)
GLAY×EXILE「SCREAM」(2005年)
NANA starring MIKA NAKASHIMA「GLAMOROUS SKY」(2005年)
「繰り返す日々に 何の意味があるの?」という歌詞もループを暗示させる曲ですよね。
Perfume「ポリリズム」(2007年)
2週目の人生でもなかよしになった夏希、美穂とドライブに出かけたとき、その車内で流れるPerfume「ポリリズム」。
ポリリズムは「巡り巡る」「くり返す」「あの光景が甦るの」という分かりやすい箇所がありますよね。
「ループ」とひたすら繰り返されるところも麻美そのものを象徴しています。
3話 恋のメガラバ
麻美が、大人になった玲奈(黒木華)と再会。
ただ、玲奈の交際相手が、既婚者である自分の同僚だと気づいてそれを告げる。
未婚者だと思っていた玲奈は、弄ばれた怒りをぶつけるようにカラオケでマキシマム ザ ホルモンの「恋のメガラバ」(2006年)を激唱。
この曲にも、都合の良い関係を楽しんでいた相手に向けてのメッセージ的歌詞が散りばめられている。
King Gnuの「白日」(2019年)
第7話で聞いていたKing Gnuの「白日」は人間として生まれ変わるために徳を積まなくならない。
そのために勉強に打ち込んだ結果
仲良しだった夏希、美穂とは疎遠になってしまう麻美の心情があらわれている。
平成の名曲を使ってドラマの主人公の感情を表すという新しい試みはすごく面白いです。
いち視聴者としては昔良く聴いていた音楽が流れるのはすごく懐かしくさもかんじました。
「Best Friend」の「ずっと ずっと ずっと Best Friend」というのは麻美、夏希、美穂、真里の4人の友情がどうなるのか暗示しているような気もするので最終回が楽しみですね~
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